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ティラノサウルスによろしく

のっぴきならぬ状況に対し真っ向から相対することができる人間を勇者であるとするならば、ごまかし逃避ばかりを繰り返してきた俺は一体何者なのだ

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のっぴきならぬ状況に対し真っ向から相対することができる人間を勇者であるとするならば、ごまかし逃避ばかりを繰り返してきた俺は一体何者なのだ

このラノベっぽいタイトル何文字?




自分のことを情けなくどうしようもない奴だと痛感させられるのはいつも親と話すときだ。
だから俺はいつからか家族から逃げるようになってしまったのかもしれない。俺は、俺を見たくないのだ。今までそうやって、なるべく自分を見ないように生きてきたような気がするが、そろそろ年貢の納め時らしい。事実、俺は学生ローンとか言う名の年貢を納めなくてはならないのだ。
金がない。深刻に無いのだ。本当は虚勢を張りたい。何だったか、三代目笑福亭仁鶴が落語のマクラで「マニラに行ったら三十くらいの働き盛りの男が昼間っからゴロゴロしていて、なんぞこんな風に真面目くさって働いているのが莫迦らしくなって来る」などと言っていたが、俺だってそのくらい、働くということに対して悪態をつきたいのだ。虚勢を張りたいのだ。しかし、駄目だ。耐えられそうにない。痛いのだ。何もかもが。あーあーあー。引きこもりだよ、俺は今限りなく引きこもりに近いブルーだ。ブルーなのだ。真っ青なのだ。空は空らしい色に晴れPM2.5とかまるっきり嘘みたいだしそれよりも花粉症の季節に突入しているらしく目は掻いても掻いても痒み治まるところを知らず、あーあーあー。すなわち春だ。詩の季節だ。ポエジーだ。死んでしまえ。死んで吟じろ春を。俺は何もかも知っているんだぞこの病がアルバイトなりバス釣りなり神輿を担ぐなりすれば治まる類の病であるということを俺は知っているからたまらなく辛いのではないか。この半引きこもりが生産するのはいつだって徹底した受動的態度の被害者面だ。どうして俺がこんなことにってクソが俺はお前等とは違うぞ。否、違うのではなく違ってやるのだ。スクライド。好きだったなこの台詞。俺は奴らとは違ってやるのだ。これだよ。労働注射を打って銭をパンを光を。でもその前に明日からグリマスのイベントじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!

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