啓蒙す。
スロットが打ちたい。
でも打ちに行けるはずもないので、私は泣く泣くこの文章を書くのです。
スロットの話しをしよう。
でもスロットの話しをする前に、初めに一つ断らせて頂きますと、私がこの記事を書く際に、どうしてもその、「クソ」という形容詞を、頻繁に使用してしまうことになると思います。
なぜならスロットに纏わる話しって、得てしてクソみたい出来事しか起きませんから。
そのクソみたいな話しに、「クソ」という形容詞を用いることによって、毒を以って毒を制すとでも申しましょうか、マイナスにマイナスをかけるとプラスになるとでも言いましょうか、でもあらためて思うのだけど、マイナスにマイナスをかけるとプラスになるっておかしいよね。世の中の道理として間違っているよね。正直者が馬鹿を見て、卑怯者が世に憚るような世界だよね。なんだよ、数学って汚くないですか。
さて、まずは、どうしてそのクソみたいなスロットってやつを私は好き好んで打っているのか、そのへんから説明しなければならないでしょう。
だってもう、思う人は思っているでしょうから。この人、なんでこんなクソが好きなんだろう。そんなに好きなら、いいAVメーカー紹介しようかって。
違うんですよ。聞いてください。いいですか。
まずはスロットって、基本的にはなにをするのかって言ったらですね、回すんです。
ひたすらに回すんです。
ほとんどのスロットは、リールを回転させて、止めるために、三枚のコインが必要となります。
コイン投入口に三枚のコインを入れて、レバーを叩くとリールは回転し始め、リール停止ボタンを押すとリールが止まる。それで一回転。簡単ですね。
スロットはそれだけの動作を、永遠と繰り返すという遊びなんです。
で、問題は、それのなにが面白いのか。
コインを三枚投入して、レバーを叩いた瞬間、スロットの内部でリールにどんな図柄が揃うかということが決定されます。
いわゆる、ベルとかリプレイとかチェリーとか、そういうものが。
そして肝心なのは、その揃う図柄一つ一つに、確立が振り分けられています。
例えば、こんな感じ。
・リプレイ : 1/7
・ベル : 1/10
・スイカ : 1/75
・チェリー : 1/111
・ティラノ : 1/127
それ以外が、なにも揃わない状態、つまり外れということになります。
で、その揃った図柄に応じて、ボーナスが当たる確立も振り分けられているんです。
つまりは、こう。
●リプレイ: 0.1%
●ベル : 2.6%
●スイカ : 5.7%
●チェリー: 5.1%
●ティラノ: 12.3%
一回転するごとに、7分の1でリプレイが揃い、その1000分の1でボーナスが当たる。もしくは、127分の1でティラノが揃い、その8分の1でボーナスが当たる。
そんなことを、毎回転毎回転、行い続けるのです。
それを、一日に5000回転とか、6000回転とかさせます。
もう、堪らないですね。もう、頭がおかしくなりそうですね。
さて、伝わったかな、スロットの面白さが。
なんだろう、あれだ、麻雀、あるでしょう。
スロットのレバーを叩く瞬間を、麻雀の牌を積もる瞬間に見立ててもらえば分かりやすいのではないでしょうか。
麻雀も、様々な確立が交差するゲームでしょう。だから要は、スロットと一緒。麻雀が楽しければ、スロットもきっと楽しい。
でもあなたにもたらしてくれるものは、クソみたいものばかりですけどね。
なんだろう、結局「クソ」ってあんまり使わなかったし、スロットの説明文を書いてるうちに自分の文章力の低さに愕然とし始めるし、もうなんかスロットなんて単語二度と聞きたくないなって思いはじめているし、なんか、もう、すっごい疲れた。
スロットなんてやらないほうがいいんじゃないかな。