高鬼について調べている。
というのも
重陽節について調べていて、その日は高いところに登って難を逃れるという伝説が、高鬼のそれと似ているなと思い、ここに起源ありかと考えたからである。
でもぜんぜん見つからない。鬼ごっこの起源よくわからない。まあだいたい「うわー、チョメチョメ菌だー、きったねー、はいタッチ!」「うわっさいあく、はいタッチ!」的なところから来ているんだろうな。柳田國男曰く、すべての禁忌は『穢れ(死)』から来ているそうである。そしてタブーは日常生活に深く関わってくる。子どもはそのタブーにすぐ触れたがる。子どもは禁忌を遊びに昇華するのに長けている。はい、鬼ごっこ完成。こんな感じでしょうか。知らないけど。
鬼ごっこについて調べていたら、こんなサイト見つけた。
一般社団法人
鬼ごっこ協会
そうですか。ツイッター、フォローさせて頂きました。はい。
それからこの、
なつかし探偵団というサイト、妙にツボる。
このサイト内に『あんなことして遊んだ頃』というコーナーがあって、そこで各種遊びを紹介してくれている。そして紹介文の最後に「ここで一句……」と前置きしてから、下のような句を詠んでくれている。自由律という概念もここまできたかと、ツボる。さて、なんの遊びについて詠んだ句か、わかるかな。ちなみに、一番最初の句が高鬼。
「達人は空き缶の上に一本足で立ちましょう。」「いじめっ子を鬼にして(八百長じゃんけん)そのまま置き去りにして帰るのはやめましょう。」「爪を伸ばすのはやめろ~!!!」「キャリアの人間は研修でこのゲームをして現場の姿を直視しなさい!。」
さて、なんの話しをしていたんだっけ。
そう、節句。日本の節句。日本の節句の話しをしていたんじゃなかったかしら。たぶん。概ね。
もともとは旧暦で祝うものである。中国や韓国は今でも旧暦で祝っている。中国大陸から伝来したもので、三千年近くの歴史がある。歴史ってなげー、文化ってそうだーい。
で、この節句、調べてくとほんと面白いのね。まあ歴史が長いだけあって、はっきりとはしないんだけどさ。全部「一説によると…」という感じで。でもすごい面白い。浪漫ある。
例えば『人日』。これは何で人の日かと言うと、人間の起源とされる女娲が正月の八日間に、一日目に鶏を、二日目に犬を、三日目に豚を、四日目に羊を、五日目に牛を、六日目に馬を、七日目に人を、八日目に穀物を創造したからなんだって。似てるよなー、聖書のと。
こうさ、人の起源だとか天地創造とか、そういう人の存り方を問う根源的な伝説を遡れば遡るほどさ、世界中に散らばってくる全てが似てくるじゃない。またその伝説から派生した様々な文化がさ、よく見てみれば驚くほど日々の生活に密接に関わっているじゃない。そうするとさ、怖ろしく果てしないものがこんなにも身近に潜んでいるというこの状態にさ、僕はすごく人類を感じるよね。普段とりたてて人間の偉大さなんて気にも留めないし、そんなもんあるのかなって気持ちでいるし、滅ぶなら滅べなんて思っちゃったりすることもあるけど、いま僕は人間は偉大だと思っているよ。人間は素晴らしいと考えているよ。
歴史ってだからロマンなんだよなあ。