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ティラノサウルスによろしく

リーアム・ニーソン御大

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リーアム・ニーソン御大

又の名を下げ眉のジェダイ



もうそろそろあけましておめでとうございますって挨拶にも違和感を覚えるくらいに時間はスピード、スピードだ。
速度に対抗し得るのは速度しか無く、銃弾と等速で走れば弾は止まって見える、筈だ。
ちゅうこって、映画を観に行った。
「シンドラーのリスト」のシンドラー役等で、演技派俳優として知られていたリーアム・ニーソンを、今やすっかりセガール化させてしまった原因とも言える、ニコニコ動画であれば「すべての元凶」タグを確実に付されること請け合いの、「96時間」シリーズの最終章、「96時間レクイエム」を、IMAXで鑑賞した。
「96時間」シリーズなら、歳月の早さに速さで対抗出来ると考えて。

※「リーアム・ニーソンのセガール化」参考画像


「シンドラーのリスト」1993年




「スターウォーズep1 ファントムメナス」1999年



「96時間」2008年


で、映画の感想なのだけど……
たった一言、「そうじゃねえだろ」と。
「96時間」の何がウケたのか、スタッフは解ってんですかね?
今作はミステリー要素というか、どんでん返し的展開を用意しているのですが、
いや、そういうのいらねえんだってこっちは。
とにかくニーソン御大のメチャクチャな強さと、スピード感、キレ、アホさ、それだけで充分じゃないですか。
120分って尺の時点で心配していたのだけど、やっぱり冗長。
これまで通り90分少々の中に詰め込み詰め込みで畳み掛けて来てくれればよかったのになあ。
これじゃ全然、歳月に対抗出来ないぞ。

とは言ってもまあ、これ単品で観ればそこそこ楽しめたんですけどね。
ただ、おそらくシリーズ一作目が好きな人と、この三作目が好きな人って、
一致しないだろうなあとは思う。

個人的には、ニーソン御大の

「葬式に行く」

という科白がツボで、声上げて笑ってしまった。
どのタイミングでこの科白が飛び出すかはご自身の目で。

◆追記
どうやらハリウッドで攻殻機動隊が映画化されるらしく、
草薙素子役に、我らがドスケベ女優、スカーレット・ヨハンソンが内定したそうな。
おほ、おほほほほほほほほほほ

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