サイコパスなるアニメを見た。
ちょっと前にちょっと話題になったのをちょっと耳にした程度で予備知識ほぼゼロでの鑑賞。虚淵が原案・脚本であるということは知っていた。
SFものだ。近未来SF刑事ものだ。と言われればちらつくのは攻殻機動隊で、ある意味潔い。確実に比較されることがわかっているエリアに敢えてぶっ込んで行く心意気、しかも相手は各所で評価の高い攻殻だ。ワシも見ながらどうしても意識してしまったよ攻殻を。
全22話見た感想。疲れた。
お話はしっかりしていたと思う。が、ノれなかった。
こーんなに科学技術が進歩しているのに、結局人間の行う犯罪やその動機ってすっごいステレオタイプで、昔と全然変わんねーよなあ、と言ったようなメッセージを受け取る。またデータ化された世界に一石を投じる人間臭い精神論や根性論、復讐的私情、その他諸々が出て来る。ゴリゴリのSF設定でこういう話を展開させて行くこと自体悪いことじゃないけれど、もっとド派手でエキセントリックでエレクトリックな知能犯が欲しかった。
あと引用多すぎ、過去の文豪やら哲学者やらの。ここら辺も劇的な科学技術の進化・発展へのアイロニーとして消化すればまあ度重なる引用にも合点が行くのだけどねえ、それにしたって毎話毎話引用引用じゃあ洒落臭い。お、攻殻機動隊はサリンジャーだったね、ふんふん、どうでもいい。
で、ここから大事だよ、大事なことを言うよ。
物語、ことSFって言うのは、カッコイイかカッコ悪いかに振り切ってほしいんだ俺は。いや、ちょっと語弊があるわ。クールかファニーかの方が近いかな。
引き合いにだした攻殻機動隊はクールなSFだよ。前期にやっていたスペースダンディなんかはファニーなSFだね。
じゃあサイコパスはどうかっていうと、まずカッコよくはない。あくまで個人的にね。じゃあカッコ悪いかっていうとそんなこともない。またファニーでもない。ファニーってのは可愛気があるとかそういう意味合いだぜ。チャーミングの方が近いかな。手探りもいいところですわ。
とにかく、カッコ良くも悪くもファニーでもチャーミングでもないんだよね、サイコパス。じゃあ何なのかって言うと、ダサいんだ、ダサいの。
やっぱSFに限らないな。小説、アニメ、映画、あらゆる作品って、ダサくちゃ駄目なんだわ。このダサいってのがめちゃくちゃ微妙なニュアンスなんだけど、伝わるだろうか。
わかりやすい例を挙げる。サイコパスのOP。
どうだろう、伝わるかな。これが俺の価値観で、ダサさのツボをぎゅうぎゅう突いてくる。
映像もあるのかもしれないけど、音楽の仕業も大いにある。
それから前期、ノラガミというアニメをスペースダンディの後枠ということでぼんやり見ていたのだけど、このアニメもグイグイ突いてくる。ダサさのツボを。でそのOP。
おい誰か説明してくれ。説明してくれろ。正直わからないんだ、感覚だからなダサいってのは。理性より先に感覚が受け付けないんだよ。
うー震えるほど悪口叩き付けてるな。なにかのアンチってのは凄いメンタルだ。正直いまこんなこと書いててなぜか申しわけない気持ちになっているよ俺は。上に挙げた二つのOPも好きな人がいて、その人のことを心を価値観を考えると押しつぶされそうだ。こんなんだから僕はアレなんだ、インターネットコミュニケーションが不得手なんだクソが。
とにかく、だ。
サイコパスは悪くないアニメだったけれどダサかった。一周まわることでダサさがクールやチャーミングに変わることも無く、ダサかった。
でも、サイコパスはとりあえず見れるアニメだったわけだ。
ちょっと悪口を吐いた勢いでこのまま行かせてもらうけどね、正直言って見るに耐えないアニメって多いよ。そりゃここまで数が量産されれば、自分の好みに擦りもしないものが多くなるのは当然で、ほらよく日本の映画は媚まみれでつまらないとか抜かす馬鹿がいるけどマジで馬鹿か馬鹿かよ馬鹿野郎かよ。ちゃんと見ろ日本映画。そりゃ外国映画に比べれば日本でつくられた映画であるだけ数が多くなるし数が多くなれば確かに駄作も増えるわけだけど、毎年しっかり面白い映画出て来てるからな馬鹿。
アニメもそうで、キルラキルみたいな傑作と同時にゴールデンタイムのような地獄車で地獄巡りするようなアニメもあるわけだよ。いやゴールデンタイムは寧ろその地獄巡り感がよかったわけだけど。正直一話目を見て、だあーこれ今後どんなに面白い展開になっても厳しいなあってアニメが多いんだ。別にそれでいいと思ってるし、そういうもんでしょう、人の好みの範囲なんてやつは。
そこに行くと昨日から始まった「極黒のブリュンヒルデ」なるアニメ、凄いぞ。凄まじいぞ。ラブライブ二期の前枠ということで見てみたら、凄いぞ。いや申しわけない俺の拙い語彙じゃ凄いと言う他無いんだ他に形容しようがないんだわ。見てる最中鳥肌を立てながらすげえすげえ言って笑いながら震えてたからな。
そしてラブライブの二期一話目も凄かった。震えた。震撼した。ただラブライブ一話目はもう完全に狙い澄まして突き抜けて来た感じでしたが。
もう止めよう。乱暴な言葉は疲れる。たのしい話をしよう。
たとえばそうだな、シンデレラガールズアニメ化決定とか。
シ ン デ レ ラ ガ ー ル ズ ア ニ メ 化 決 定
とかね。
いよいよやろうか、しっかりと、シンデレラガールズ。
2015年の冬だったか春だったかに始まるみたいだから充分時間はあるし。
ただわりとミリオンライブの方にのめり込んでしまっていて、さすがに二枚打ちは無理ですわ。疲れるので。
それじゃ最後にせっかくなのでミリオンライブの話をば。
ミリオンライブの面白いコンテンツとして、ドラマシアターってのがあるのね。
キャラクター五十人の内から三人までを選択し、台詞を打ち込み、ドラマをつくることが出来るって機能。キャラの立ち絵は入手したカード依存で、背景は相当なパターンが用意されている。
以前僕もつくりかけたことがあったのだけど、恥ずかしくなってしまい途中で止めてしまった。
しかしつい最近ミリオンライブ一周年を記念して、ドラマシアターコンテストなる企画が発表され、その内容とは、まずはドラマを公募、運営がその中から優秀な作品をピックアップし、さらにピックアップされたドラマをユーザーに公開し投票してもらい、最終的に多くの票を獲得した厳選十作品が、フルボイス化され、かつドラマ制作者には実際の台本をプレゼントというもの。
自分のつくったドラマがフルボイス化。これほど嬉しいことってないだろ。ちなみにまだ運営が厳選している段階。
僕も勇気を出して投稿してみた。
最初につくったものは「アズサロイドは電気羊の夢を見るか?」というユーモアの墓場のようなネームセンス。俺は結局サイコパスもノラガミも極黒のブリュンヒルデも笑うことが出来ないというのはこんなクソみてえなクソ寒くクソダサいタイトルのドラマをつくってしまったからだ。
まあコメディというか、コントです。
コンテストに応募したけど、ほぼほぼ通らないというか、これが通ってしまったら逆に運営の見る目を疑うレベル。というのもタイトルからわかる通りあずささんがアンドロイド化しているので基本喋らないしスイッチを押してようやく「あらあら〜♪」と言うくらいだから、これがまかり間違ってフルボイス化なんかされてしまったら声優さんに失礼だわ。
そして投稿して気がついたのだけど、コンテストに応募したドラマはどうやら一般公開はされないらしい。なんかもったいない。散々自分のつくったドラマを卑下してますけど、タイトルはともかくとして、そりゃちょっとは人に見てもらいたいって思いもあるわけで。
そこでどのみちコンテストの方は擦りもしないだろうということで、思い切って、いや別に大して思い切ってってわけでもないですが、投稿してみたわけです、一般公開として。
夜中にあげて、寝て、起きて確認してみたら一件コメントがついていて、二件マイリストされていて、うわあすごい嬉しい、嬉しいんだよ。
なんだろうな、ニコニコ動画で実況プレイとかしている人や、ツイッターでお気に入りの数を稼いでいる人の気持ちが少しだけわかった気がしました。今までも頭では理解していたけれど、実際にその喜びを肌で感じたよ。こう、どこぞの誰とも知らない自分がつくったものにね、どこぞの誰とも知らない人がさ、マイリストに入れてくれるって、なんとも素敵ですよ。
それからちょっとクセになってしまい、数本あげましたが、自分もそうなので当然ですが、コメントやマイリストってのはハードルがあって、再生はされるけどそちらのほうは伸びずってのが多いですね。精々が2コメ2マイリス程度だし。いや再生されてるってだけで嬉しいんだけども。
あと、マイリスとかコメントが入らないドラマは、最終的にだいたい同じくらいの再生数(大体30再生程度)で落ち着くのだけど、アップロードした直後に再生数が伸びるのはやはりはるちはです。
って、こんな感じでどうしようもねえ承認欲求満たしてるわたくしですけども、明日は新富町で面接です。ニコニコ超会議の運営スタッフの。
通ったら面白そうでしょ? 今でしょ!