真っ赤な情熱に支配されているので、なにかを書きたくてしょうがないのだけど、なにを書けばいいのかわからないから、じゃあ黙れよって話しになるのだけれど、でも僕らはあれなのだ、このブログを毎日更新しなければならないという宇宙意思によって、ごめん、自分で宇宙意思と書いて恥ずかしいと思ってしまった、ごめん駄目だ情熱が足りてない、つまりはなんだ、なにかをどうにかしたくて、”継続”なるものをやってみようと思い、なにを”継続”すればいいのか悩んだあげく、いまどきというか、もう時代遅れというか、というかもういまどきも時代遅れもないってぐらい日常に馴染んでしまった、このブログというやつの更新を継続することを義務づけたわけなのだけど、なにやら昨今、どころか始めた当初から、なにか目的の定まっていない、ふわふわした、本当にこれを継続しちゃって大丈夫？感が一抹、一抹だよ、吹けば飛ぶ程度に心の奥底に感じていて、しかしそれは物事を始める前に必然として生じる不安と言っても相違ない取るに足らない人間の性だよ、と励まして励まして、無駄無意味馬鹿憐れ恥だの非建設的なんだのとかいった囁きも、もうさんざん聞いて通って踏み潰してきたものたちだから、いい加減お前うっさい帰れと即座にばっさり切り捨てちまって、進め進めと前に舵を漕ぎ入れて、途中これって惰性が継続にとってかわってない？と恐ろしくなることもあったけれど、その手の話しをしだしたらもうどれもこれもがキリがなくなってなんにも手につかなくなってしまいそうで余計怖いよと思ったので、それについては考えることをやめて、兎にも角にも我武者羅に、文字を打ちに打って、羅列を並べに並べ、ブログを更新するに更新を重ねたそれは、大きく育ちまるで一本の樹木のようだと立ち並ぶカテゴリー欄を見て幾許の満足感を覚えるも、自らが自らに課した”継続”という義務を継続しているうちにそれはいつの間にか習慣化されていって、このブログの意義みたいなことは人生の意義みたいに曖昧模糊とした感じになっているのを、それはちょっとどうなのかと思ったけれど、むざむざネットという広大な空間でおよそ答えというものが見つけきれない問答スパイラルに入る必要はないからそれはそれでいいんじゃないと独り合点して、ここまでなんとか続いているこの「ティラノサウルによろしく」というブログに、情熱の真っ赤な薔薇を一輪咲かせてみたいものだなあ。