生活上のストーリーを紡ぐことに飽きがきたので、空想的お色気むんむん、みたいな話しが欲しい。エロあり、グロあり、ホラーありで、最後はハッピーエンドみたいな。永井豪の漫画でも読んでろって感じですか。だめだ、あいつのぜんぜんハッピーエンドじゃあねえ。
エログロナンセンスか。いや、そんなんじゃないな。もっと初夏っぽい爽やかさが欲しい。初恋。そういうのいいかもね。でも初恋って、世間一般では爽やかで、すこし甘酸っぱいみたいなイメージがあるけど、実際どんなもんなんですかね。ぶっちゃけ凄惨だろ。どうでしょう。
夢の話しとか。朦朧。つげ義春の作品に、背景が真っ白な世界で、子連れの奥さんが道を歩いてるんだけど、道がうねうねして上り坂になったり曲がったりして安定しないから、奥さん足をとられて身動きとれなくなちゃって、それでいてすごい揺れるからパンツが脱げてお尻が丸出しになっちゃって、奥さんを助けるつもりの主人公が奥さん奥さん言いながらそのままバックで挿入、みたいな短編があったけど、あれは良かったし、今思い出しても良いな。
となると、こうか。
背景が白。女の顔は分からないが、尻だけはやけに扇情的。子持ち。
この感じがいま一番近いんだが、ここにもうすこし、ちょっとしたスパイスをかけたりなんかすると、若い身空にはなおおいしく感じられること間違いなしなんですが、どうでしょう。
ちょっとしたホラー、ホラーというかSF、SFというか幻想譚、幻想譚というかリアル、怖しい現実を足してみたりする的な。
そういえばそうと、明日５月13日は、千日デパート火災があった日らしい。
日本のビル火災史上最悪と言われるそれは、やっぱり、すごい怖い。「人がバラバラ降ってきます」。すごいキャッチフレーズだ。死ぬのか。死ぬのは怖いよなあ。焼死と圧死と動物に生きたまま噛み千切られて死ぬのはやだなあ。
圧死と言えば、あの事故も最悪だったよな。あれ。花火大会での橋で起きた事故。これだ。
これ当時の新聞で読んで、圧死だけはしたくないなあと思ったものだよ。
なんつーか、やっぱり、現実って強いよ。
